神馬笛(ジンバブエ)をめぐる冒険

ジンバブエで生活していた時の記録です。

遅れまして

みなさん、こんにちは。
僕は今、ヨハネスブルグの空港にいます。

何故、ジンバブエで日記の更新ができなかったか。
僕は運のない男です。
ジンバブエに来てから、ハラレ滞在時はずっと好調だった電気がなくなりました。
16日の夜から、出発まで。おそらく今頃も停電は続いているのではないかと。

まさか最後の最後に、停電とは。
まあジンバらしいっちゃ、ジンバらしいからしょうがないけど、つくづく俺は運がない男だと思わざるを得ませんでした。

えー、ちなみに僕の滞在最後の日のキャッシュレートは、
1US$=300millionZW$でした。
僕が着いた10月10日頃のレートが1US$=約10,000ZW$だったことを考えると、2ヶ月の間に30000倍になってしまいました。
もうアホとしか言いようが無いのですが、これがハイパーインフレの現実なのでしょう。

コレラも死者、感染者数ともに増え続けています。
今頃、日赤の緊急医療チームもジンバに到着してるかと思いますが。
友人達だって、これからコレラにかかるかもしれません。
とても不安です。

僕の滞在期間に情勢も、なにもかも悪化しました。
17日には催涙ガスを使った、デモもあったようですし。

大統領のセキュリティーはかなり強化されたようです。
彼が毎日通勤で通る道は、整備されました。
彼の家は、毎日電気も水もあります。
彼が出席する党大会のある地、ビンドゥラは今まで全然電気も水もなかったのに、その1週間ほど前からそれらがずっとあるようです。

僕は彼ひとりが悪いとは思いません。
悪い事を数えだせば、おそらくキリがないでしょう。
けど、彼が優雅な暮らしをすればするほど、そのしわ寄せは様々な形で、一般市民に降り掛かってきます。
僕にはやはり、それが正しい事だとは思えません。

とりあえずそんな感じです。
あともう一回、ブログ更新してそれを最後にしようと思います。
では、またあとで。

街中

インフレーションは、もはや何パーセントか分からないし、ここのところのインフレの進み方は異常。
人々に十分な食糧がいきわたっているとはいいがたい。
ちなみに今日のキャッシュレートは1US$=260millionZW$。
コレラは公式発表で1000人超えと言われ、今週からは日赤の緊急医療チームがやってくる。
昔からのHIVの流行は収まっているとは言えず、
かなり大きな政治的な問題を抱えているし、汚職も多い。などなど。

これだけ書けば、相当大変なように見えます。
さも、街中は地獄絵図のようになっているのではないかと思う人もいるでしょう。

けど、街中は全く平穏です。
普通に街を歩いているだけでは、この国にこれほど多くの問題を抱えているとは決して思えないほどに。
たしかに、以前より物乞いや喧嘩が増えたとは思いますが、それも特筆するほどのものでもありません。
おそらく、外国人がやってきてずっと車で移動し、レストランだけで食事をしていたら、何にも気付かずに生活出来ると思います。
観光地のヴィクトリアフォールズなんかに行くと、特にその傾向が強いでしょう。

このような状況なのに、ここまで平穏なのは異常なのでしょうか?
まあ実際紛争とかに発展されたら、僕滞在できなくなるので困るのですが。
街が少しでも異常さを露呈してくれたら、何か分かりやすくていいんですが。
たまに街を、特に首都の中心あたりを歩いていると、あまりの普通さに、この国が問題を抱えていることを忘れてしまいます。

みんな笑いながら話し合い、
アホみたいな顔でバナナやマンゴーを食い続けている奴もいる。
道にみんなゴミすてるから、バナナがマリオカートみたいに並んでたりする。
知らん奴にたばこくれと言われ、断ったら半笑いでどっかいき、
その辺の奴に声かけられて、ついつい30分くらい話こんじゃったり。

なんかこんな今までとあんまり変わらない日常に違和感を覚えるときがあります。
なんかこんなしんどいのに、相変わらず楽しそうに幸せそうに生きていってるなーって。

いくら違和感あっても、これがやっぱジンバ人のいいとこなんだろなー。
この国に武力介入がないことを祈るのみです。
それが決して有意義なこととは思えないので。

インフラ

かつて「アフリカの優等生」だとか、「アフリカの穀物庫」と呼ばれていたこの国のインフラは、アフリカの中では、かなり整っている方だと思います。

ジンバブエ以外にも何カ国か行きましたが、この国のインフラが一番整っていたように思います。
電気も水道も道路も電話等も、結構田舎の方まで足を延ばしても、しっかりしたものを見ることができます。

アフリカ屈指のインフラも、このハイパーインフレーションのせいで、かなり衰退しています。
輸入に頼っている電気は、外貨不足のために十分な量を確保できない。
水道水は、薬品がないために十分に提供できない。
道路に穴が開いても、きちんと直す技術も資金もたりない。
ランドラインの電話は、電話線の銅線が盗まれるため、かなりの回線が死んでいます。(最近ランドラインの会社が規模縮小を発表しました。銅線の盗難により、回線を確保できないため)
学校もかなりの数が国内にあります。かなりの田舎でも。ただ給料が安すぎるため教師がいない。


もし、これらががきちんと機能していれば、この国は本当に素晴らしい場所になり得ると思います。
というか、10年ほど前までは実際そうだったのでしょう。

設備はあるのに、それを活用させるための物や金がない。
本当に残念です。

このインフラを再機能させるために、外国からの援助が必要だと思います。
ただ、ジンバブエは外交的に忘れられた国だと言って過言ではありません。
天然資源がろくに取れるわけでもないし。外交的に魅力的な国ではないです。
だから大統領が代わったからといって、すぐに大規模な援助が入るとも思えません。

援助に頼ればどうにかなるという問題ではないのかもしれません。
ただ、幸いジンバブエはインフラ整備のおかげで昔から教育水準が高く、アフリカの中でも優秀な人材が多い場所らしいです。(前述したように最近は教育も十分ではない)
ただ優秀な人は、このハイパーインフレ下において、自国を諦め海外で働いている場合が多いのですが。

国が少しでも立ち直り、優秀なジンバブエ人たちが戻ってきて、白人ともうまくやれば、
インフラが整っている分、立ち直りも早いと思います。

インフラの維持が限界を迎える前に、教育や多くの事が手遅れになる前に、どうにかこの国を再機能させてほしいものです。
なんかもったいない。
スポンサードリンク
スポンサードリンク
アーカイブ
記事検索
最新コメント
最新トラックバック
超インフレのジンバブエ (これから欧米がおもしろい- 聖学院大学キャンパスから)
ストライキ
(No Title) (首都の旅)
箱男
岳温泉がよかった (旅を連想するようなページにしようと思います。)
日曜日
  • ライブドアブログ