「この国はもう終わりだ」と言い続け、早2年。
なんかこの国ずっと存在しています。なかなか終わりません。
僕が過ごしてきた2年の間、これ以上堕ちることはないだろうと思いつつも、ずっと衰退し続けています。僕が初めてジンバブエの地を踏んだその瞬間が、この国の一番いいときで後は堕ちていく一方です。

でも今週はひどかった。
今週始め、1US$=2millionZW$だったキャッシュレートは、新紙幣発行後どんどん上がり、昨日の時点で1US$=15millionZW$までになったという話。
今週だけでレートが7倍以上になりました。物価も連動しています。
急激なレートの上昇に一般市民はついていけません。とくに外貨を全然持ってない人達はどうしようもない。両替レートがあがろうと、彼らの給料はすぐにはあがらないので。
銀行から100millionZW$おろせるようになったとはいえ、その価値はすぐに、1US$程度にまで落ち込むでしょう。実際どれだけ並んでも銀行からお金を下ろせない事も多いみたいですし。

他にRBZ(Reserve Bank of Zimbabwe)の人達のコラプション(腐敗、汚職)もこのレートの上昇に一役買っていそうです。
新紙幣発行の日、街の闇両替ディーラー達は朝の時点で新紙幣を持っていました。街を見渡せば銀行に長蛇の列が出来、お金の到着を待っている人がいるのにです。
彼らはどこから新紙幣を手に入れたのでしょう?答えは明白です。
RBZの人や政治家(おそらくZW$を自由に手にする事が出来る人達)が、彼ら闇ディーラーを使ってUS$を手に入れようと、彼らに市場に出すべきではないZW$の新紙幣を渡しているのです。そして両替させている。
これでは無為に市場に新紙幣が出回り、レートが上昇する事は火を見るよりも明らかです。

偉い人達がこんなのやってたら、やっぱこの国上手く行きません。
結局金を持ってる奴らが、より多くの金を手に入れ、格差は広がる一方です。

この国の格差は、日本の格差社会なんて目じゃありません。
コレラだってちゃんと栄養をとって、抵抗力のある金持ちが感染するような病気じゃありません。
いつだって被害者は、所得の低い層です。コレラでもインフレでも。

とにかくひどいです、この状況。