現代社会において日本は、様々なテクノロジーや技術を持ち、発展された社会であるというのは疑いようの無い事だと思う。
世界的に見てもそれは、かなりの高いレベルを保っていると言える。
それに伴う、さまざまな弊害があるとは思いますけど。

現代の日本の発展は、戦後から高度経済成長を経て、日本人が手にした物だと思う。
戦後何も無いところから始まり、多くの人々の努力が積み重なったものだと思う。
そこには、日本人自身が日本のために手に入れてきたものが多くある。
それは必要に応じ、より便利に、より豊かになるために考えられた物が、日本人の手によって多くの段階を経て、なされた物なのだと思う。
だから我々は、それらを今必要とし、十分に利用する事が出来るのだと思う。


ただ多くの発展途上国の場合は、それと訳が違う。
彼らの現在得たはずの近代化は、自分自身で得た物とは違うのだ。
旧宗主国であったり、援助という名で介入する先進国に依る部分が大きい。
時には我々の都合で、近代化がなされたのである。
それは段階もなく、急速なものだといえる。

そういった近代化が、僕は正しいとは思えない。もちろんその全てを否定する訳ではないのだが。
ただ、そこには近代化を行う側の都合が含まれる。
もちろんされる側は、植民地の関係であっても、援助であってもそれを断らない。
前者はそれが国としての意思になりうるし、後者はタダで入って来るものを拒む必要はどこにもないので。

けど、他者に行われた近代化は間違いなく混乱を生む。
それが一般市民に必要でなくても否応なくはいってくるし、そういうことにより社会のシステムそのものが変わってしまう事もあり得るからだ。
だから、僕はこれらが正しい事とは言えないと思う。

援助なんて非常に難しいし、特に日本はそれが下手だと思う。
お金をばらまくだけでは何の意味も無いのだ。
今、ODA(Official Development Assistance)の総額が減ってきているといっても、外交という名の下に無駄に使われているお金は非常に多いと思う。
協力隊事業だって、かなり無駄に使われている部分は多い。

植民地なき今、援助のあり方を考えないと、それが被援助国に十全な近代化を促すはずなのに、彼らの中に混乱を生み、我々の税金を無駄にするだけだと思う。